
投資初心者、円安のいまを考えます・・。

そして、思っているより深刻かな?
円安が止まらない。13日の東京外国為替市場で円相場が一時、1ドル=135円20銭台、1998年10月以来、23年8カ月ぶりの円安水準になりましたね・・・。円安の流れは今後も続くのでしょうか?
今後どうなる?と気になりました。

これから投資を始めたいと思っている人や、投資を行っている人🔰は、この円安環境下で投資についてどのように考えたら良いか難しく感じている人もいるのではないでしょうか。
現に私も「どうなるの?」「今後どう動いたらいいの?」とお悩み中・・。
今円安で投資をすることのメリット・デメリットなど
考えていきましょう。

為替相場は何で決まる?
そもそも「為替相場」って ウィキペディア によりますと、
為替レートとは、通常の外国為替の取引における外貨との交換比率である。為替相場、通貨レート、単にレートとも呼ぶ。基本的に市場で決定される。市場で決定されたレートをMER と呼ぶ。
為替レートは通貨の需要と供給のバランスで変動します。 例えば、円と米ドルの取引で1ドル=110円だった為替レートが、円がたくさん買われることで1ドル=100円になれば「円高ドル安」に、米ドルがたくさん買われて1ドル=120円になれば「円安ドル高」になる、といった感じです。
このレートは「通貨の需給関係」で決まるようです。
モノの価格は欲しい人が増えれば増えるほど、値段があがり、要らないという人が増えれば増えるほど、値段が下がります。このような仕組みですね。
最近は、1ドル手に入れるためには130円出さなくてはいけなせん。「円よりもドルが欲しい」という人が増えた結果、こうなっています。
需給を動かす基本的な取引
どんな時にドルが欲しくなったり、円が欲しくなったりするのでしょうか?
●経常取引 (例:商品やサービスの輸出)
●基本取引 (例:外国株・外国証券の購入)
●投機取引 (例:為替差益を狙ったトレード)
●為替介入 (例:行き過ぎレートの、政府による是正)
これが全て合わさった結果1つの為替レートが出来上がります。

円安で投資するメリット・デメリット
メリット
円高が進むということは日本円の価値が上がり、相対的に外貨の価値が下がるということを指します。
エネルギーや原材料などを海外から輸入している企業にとっては、同じ金額であっても日本円に換算した時に支払う金額が少なくなるため、コストを抑えやすくなります。
円高はこのように輸入企業の利益につながりやすいため、輸入関連銘柄やエネルギー関連銘柄の株価は上がりやすくなるでしょう。
デメリット
円高が進むと、外貨建て資産の価値は減少します。
円安のときの逆の現象が発生することをイメージすると理解しやすいでしょう。
先ほどと同じく、利率2%の米国債(3年満期)を10,000米ドル分購入するケースについて考えてみます。
1ドル=120円の時にこの債券を購入する場合、120万円の資金が必要です。
3年後の満期のタイミングで1ドル=100円と円高になっていた場合、受け取れる金額は10,600×100=1,060,000円です。
2%の利息がついたのにも関わらず、大幅に円高が進んだことによって14万円の損失が生じてしまいました。
この為替による損失を為替差損と呼びます。
円高が進むと、外貨建て資産の価値が下がることによって為替差損が生じる点がデメリットとなるでしょう。
円安のいま投資を待つべき?
急激な円安が進む今、投資を始めるべきなのでしょうか。
結論としては、少額からでも始めておくことをおすすめします。
円安により、エネルギーや食品など普段の生活に直接関わるものの価格が上昇しています。
これらの物価上昇に対抗するために、投資を検討すると良いでしょう。
投資初心者であれば、つみたてNISAや単元未満株などを活用し、少額から投資を始めてみるのもおすすめです。
積み立て投資の基本は長期継続投資なので、長期的にみた時のリターンが重要となります。
現在は円安が一気に進んだため、今後どうなるか不安に感じる人も多いでしょうが、長い目で見たときに日米の金利差はなかなか埋まらないため、極端な円安になることは考えにくいです。
日本だけでなく海外の資産にバランスよく投資することで、特定の国の動向によって資産の額が大きく変動するというリスクも減らせます。


まず、基本をおさせておくと煽りニュースに惑わされなくなり、何が起きてそうなっているかがわかるようになります。
大切なことは
「円安になってる」という事実を知ることより「何故円安になっているか?」という背景を知ることが大切。
そして、この辺も日々学ぶ姿勢が大切ですね・・。
今日はここまで。
また木曜日にお会いしましょう。
竜福にいさでした。
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